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フィリピン、タイ、マレーシア……憧れの「海外移住」の光と影

プレジデント 2月23日(木)10時30分配信

海外に行けば本当に、少ない費用で豊かな生活が送れるのだろうか。海外移住に詳しく『日本を脱出する本』(ダイヤモンド社)など移住に関する著作も多いライターの安田修氏は、過熱するブームに警鐘を鳴らす。
「たしかにネパールなら月3万円で十分です。一方で、日本人が憧れるハワイやオーストラリアの物価は、安くありません。タイやフィリピンも、現地の人は月5万円以下で暮らしていますが、日本人はそういう生活に耐えられないでしょう。特にフィリピンはセキュリティの問題で満足できるレベルの暮らしなら、月に12万~13万円はかかりますよ」

 12万~13万円は、タイやフィリピンの管理職の月給に相当する額。日本人が生活費を考えるときは、このあたりを目安にすれば間違いなさそうだ。日本の公的年金を満額受給できる夫婦(夫が厚生年金加入で月23万円程度を想定)なら、多少余裕をもって月18万円かかるとしてもお釣りがくる計算に。
 実際、タイなどに移住して、年金だけで比較的優雅な老後を送っている日本人も少なくない。ただ、手元に残るのは年間で60万円だから、アジアなら年金はほとんど貯蓄に回せるといった幻想はもたないことだ。

 一方、国民年金の夫婦だと受給額は満額でも13万円程度なので、これらの国で暮らすのはギリギリ。預金金利が7~8%付いた時代は、ある程度の資産があれば、金利分で生活ができたが、現在の低金利時代だと望み薄だ。ちなみに月12万~13万円の生活費は、日本での田舎暮らしとそう変わらない。
 ここ数年、アジアの物価水準は上昇し、日本円の価値の目減りも将来ないとはいい切れない。安易な考えでの海外移住では、「ペイしない」と考えるべきだ。

 そもそも老後に、海外移住や長期滞在をする場合は、通常「リタイアメント査証(ビザ)」の入手が必要で、そのためには現地預金や資産証明が求められる。
マレーシアなら35万リンギット(約860万円)以上の財産証明と月額1万リンギット(約25万円)以上の収入証明。比較的安いタイでも80万バーツ(約200万円)の現地預金が必要」(安田氏)
 人気の高いオーストラリアは2005年に法律が変わり、現在は最低でも約4000万円の資産がなければリタイアメントビザが取れないので、富裕層でないと移住は難しい。

 さらに、リタイアメントビザ取得以外にも初期費用として必要なのは、現地の事前の調査費(渡航費、滞在費など)だ。
「インターネットなどを利用すれば、日本にいても情報は取れますが、そこでの暮らしが合うかどうかは、実際に現地に足を運ばないとわかりません。希望の場所が見つかったら、最低1カ月は住んでみる必要があります」(安田氏)
 1カ月暮らせば、そこで長く生活できるかどうか判断がつく。同じ国のなかでも、地域によって住みやすさや、自分に合うかどうかは違うので、現地に実際に行かないと意味がないのだ。

 日本人だとどこの国でも、ビザ免除か簡単に取れる観光ビザでだいたい90日までは滞在できる。一度入国したら1カ月ごとに移動して、3つぐらいの街の生活を体験するのがお勧めだ。海外経験の長いキャスターでジャーナリストの蟹瀬誠一氏も、移住の前にトライアルとして3カ月程度の滞在を推奨している。
「現地で暮らすと、言葉や食事だけでなく、税金や子どもの教育といった問題が出てきます。こんなはずじゃなかったと思っても、トライアル期間なら日本に戻ればいい。完全な移住後だと、変更がききませんからね」

 では、日本人に向いた移住先はどこか。
「ヨーロッパは11カ国がリタイアメント制度を実施していますが、いずれも金額条件が高く物価も安くないので、普通の日本人には厳しいでしょう。オーストラリアやニュージーランドも同様です。中南米は物価こそ安いですが、距離的にも文化的にも身近な国ではありません。お勧めは必然的にアジア諸国です。アジアでリタイアメント制度を実施しているのはフィリピン、タイ、マレーシア、インドネシア台湾の5カ国・地域。このうち最近人気のマレーシアはビザの取得にかかる費用が高く、富裕層向けです」(安田氏)

 各国の移住者事情に詳しい人たちの話も紹介しておこう。
 まずはフィリピンから。
「50歳以上で1万ドルの銀行預金を積むと永住権が取れます。セキュリティのしっかりした高層マンションに住めば、治安の不安もありません」(フィリピン居住の斡旋をしているテクニカルブレイン代表取締役・根本憲夫氏)
 フィリピンは電気代が高いが、電力の無駄づかいをしなければ、生活費は日本ほどかからない。また人件費が安いので、介護のために人を雇っても、1日8時間働いてもらって月3万円ですむという点は魅力だ。

 人気のタイはどうだろうか。
「リタイアメントビザの取得が300万円以下ででき、生活費も日本の3分の1から5分の1ですみます」(海外移住のサポートをする経産省の外郭団体、ロングステイ財団・佐藤裕氏)
 タイ料理も日本人の口に合うものが多く、首都バンコクには日本料理店も多く、不自由はない。なにより仏教国なので暮らしやすいと日本人の評判は高い。

 最後は、やや富裕層向けのマレーシアである。
「物価は日本の3分の1。首都クアラルンプールは家賃4万~7万円でプール付きの家に住めます。政治は安定していて、治安も悪くありません。熱帯地方といえども、年間の平均気温は26度で、日本の夏より過ごしやすい。一番安心なのは、病気になっても日本の国民健康保険が使え、医療現場の技術も高いところです」(夫と2人でマレーシアに移住したセカンドホームクラブ キャプテン阪本洋子氏)

 医療に関して、フィリピンやタイでは国民健康保険やクレジットカードの保険が使える。また、移住後に亡くなった場合は、現地で葬儀をした後、遺骨は日本の墓に納めるケースが多いという。せめて最低限、日本の墓の費用を親族に残しておくのが、遺骨になる前の礼儀だろう。

 夢を抱いて海外生活を始めたのに、わずか数カ月で逃げるように日本に戻ってくる人も決して少なくない現実もある。そして、そういう人には次のような特徴があると、安田氏は言う。
「日本の生活が頭から離れず、すぐに日本と比べたがる、こういう人は現地の生活を楽しめないので長続きしません。また、日本での金銭感覚が抜けきれず、現地で常識外れのお金の使い方をする人は、カモにされて財産を失う危険が高いです」
 海外で住むならお金も日本円に換算せず、現地通貨で価値を判断できるようにならないとダメなのである。
 さらに、海外では日本人の結びつきが日本以上に強くなりがちで「日本人コミュニティ」でうまくやっていけないと、逆にストレスになる人も多いと警告する。
「すぐに人に頼るのも海外では致命的です。よくあるのが、相手が日本人だからと安心し、その結果騙されるケース。重要な意思決定はあくまで自己責任で行い、納得できないことにははっきりノーと言えないと、海外ではやっていけないと思ったほうがいいでしょう」(安田氏)

 新しい生活を一から始める覚悟があり、自立した人間として振る舞える。こういう人でないと、いくらお金があっても、海外での生活はおぼつかない。


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山口雅之=文

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これまでは、海外移住はリタイヤした人々がするものというイメージがあった。
しかし、東日本大震災後は放射能から子供を避けるために海外移住をするケースもでてきた。
しかし、記事を読むと海外移住もやはりお金がかかる。
できれば、海外移住などせず、日本で安心して暮らしたいものだ。

By MT
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Date: 2012.02.27 Category: 未分類  Comments (0) Trackbacks (0)

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